自分磨きを行う仕事への取り組み方について

与えられた仕事を行うだけでは、自分には何も残らないものです。もちろん、携わる業務に関する知識や作業内容には精通するようになります。けれどもそれは、その会社でのみ通用する技能でしかありません。本当に必要なのは、どのような仕事にも適用できる基礎的なスキルを高める自分磨きです。

そのため、セミナーに通ったり、資格取得を目指してスクールに通ったりしている人もいることでしょう。けれども、お金をかけなくても自分磨きは十分に行うことができます。普段の業務の中で常に課題を持つことによって、幾らでも自分を高めることはできるものです。

例えば、経営者の中には掃除を徹底して行う人が多くいます。エリートと言われる人の中には、掃除に時間をかけるのは無駄だと考える人もいますが、それはあくまでも表面的なモノの見方です。大事なことは、その掃除を通して何を得るのかということになります。本当に徹底して掃除するのならば、どうしても落ちない汚れに気づくことになります。そしてそれをどのようにして落とそうかと考えることになるでしょう。そこで様々な気づきを得ることになります。

この、課題を探し気づきを得て、解決を図るという流れは基本的なビジネススキルに繋がります。また、いかに効率良く作業を終わらせるのか、どのようなルーチンを組めば良いのかを考えると、計画を立てるスキルも高まります。このように日常の業務の中で常に考えることを意識すると、自分磨きにも役立つでしょう。